私的録音録画補償金は調べるほど深い問題

この取材をしたわけですが、10人以上いる委員のなかで、いちばん気になったのが椎名委員。そうか椎名委員って、10年前から大暴れだったのね。

昨日の小委員会でも、強固な補償金徴収範囲拡大側って感じた。
「無罪放免」発言も椎名委員から飛び出した。

んで椎名委員ってどんな人なのかと思って調べたら、芸団協の常任理事なのね。
ちなみに芸団協はSARAHが集めた私的録音補償金を受け取る3団体のひとつ。

公益社団法人日本芸能実演家団体協議会
平成30・31(2018・2019)年度役員 

ちなみになんでそうなってるのかよくわからないけど、分配事業に関しては芸団協CPRAってとこがやってて、椎名委員はここの委員でもある。

さらにわからないのは、芸団協CPRAから権利者に支払われるのではなく、一般社団法人演奏家権利処理合同機構MPNってとこに分配して、そこから権利者に支払われる。

でもって、椎名委員はMPNの理事長・事務局長

芸団協は公式サイトから見る限り、2014年以外は赤字決算。
CPRAとMPNは決算の情報なし。芸団協のサイトからみえる決算も収益に著作隣接権事業収益と費用に事業費とあるだけで、ここに私的複製補償金がはいってるかどうか内訳はわからず。

ただ、私的録音補償金関係業務規程の第1条を読む限り、CPRAが処理してるようだ。

そして手数料は20%と規定されている。

さらにMPNの分配についてみてみると、10%から15%って規定されてる。ん?ん?これってCPRAで最大20%の手数料が引かれて、MPNに分配されてさらにMPNから権利者に分配するとき10%~15%手数料が引かれてるってこと??

エンガジェットの記事でも書いたけど、JASRACに分配された補償金が2017年度は約1000万円。JASRACは36%で芸団協は32%だから、芸団協にも1000万円弱が分配されていると思われる。ってことはCPRAに最大200万円の手数料で800万円がMPNに渡り、MPNが権利者に支払うときには約90万円の手数料が引かれ約710万円に。

この金額だけだとあまり響かないけど、17年前は10億円だったのよね。その当時の分配金ならCPRAには2億円、MPNには8000万円の手数料が入るわけだ。

もしこの図式が合っているとすれば、そりゃ必死になって夢よもう一度で私的録音録画補償金を集めるために必死になるよね……。

っていうか、この問題闇深くない? 記事ではJASRACをメインにしたけどさ。レンタルCDとかに補償金をかけて、分配する人を確定させる方式が提案されたとき全力で否定するよね。だって補償金を払う人ともらう人がダイレクトにつながるので、どんぶり勘定で徴収して、分配をコントロールしつつ手数料を複数段階でとるシステムが崩壊しちゃうもんね。

私的録音録画補償金は調べるほど深い問題」に1件のコメントがあります

  1. ほんまにひどいもんですよね・・・
    あとNHKと民放からJASRACに2000億入ってる内訳が知りたい・・・

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